BBQから広がる「新しいつながり」の価値
ここ数回、バーベキューに参加して強く感じたことがあります。
それは「仕事以外で人とつながることの大切さ」です。
普通の会社員であれば、平日は仕事、土日は家族と過ごす──。
もしくは、今の時代らしくYouTubeやネットフリックスを観て、家でゆっくりする人も多いでしょう。私自身も以前はそうした過ごし方が当たり前でした。会社員であれば、同僚や取引先とのつながりで飲み会やイベントはあるので、人間関係はある程度充実しているように思えます。ですが、結局それは「仕事」という枠の中での関係。休日までわざわざ一緒に過ごすことは少なく、話す内容も業務や近況の延長にとどまります。
一方で、バーベキューに参加して驚いたのは、その空間では立場や役職といった肩書きがほとんど関係なくなるということ。初めて会った人とも、炭火を囲みながら自然に会話が生まれ、気づけば一緒に笑って食べている。そこには共通の「BBQを楽しむ」という目的だけがあるからこそ、肩の力が抜けた人間関係が築かれていきます。
さらに印象的だったのは、参加者の年齢層や趣味の幅の広さです。  (サーフィンやスキーなど)
中には60歳を超えても活動的に参加している方がいて、そのエネルギーに大きな刺激を受けました。「年齢を重ねても、こんなに前向きに楽しめるんだ」という姿は、自分の将来を考える上で強い示唆になります。よく「定年してから新しいことを始めよう」と言う人がいますが、現実には男性は歳をとるほど新しいことに踏み出す気持ちが弱まり、気づけば家で置物のように過ごしてしまうことも少なくありません。その結果、家族からは煙たがられ、孤立してしまうケースも多いと聞きます。
だからこそ、早い段階から「外に出て関わるコミュニティ」を持つことの重要性を痛感しました。
趣味を通じた仲間づくりは、単なる気分転換ではなく、自分の人生を豊かにしていくための基盤になる。BBQはそのきっかけとして、とても自然で楽しい場だと思います。火を囲みながら交わす言葉や笑い合う時間は、日常では得られない学びや気づきをもたらしてくれるのです。
今回の経験を通じて感じたのは、バーベキューは「料理を楽しむ場」であると同時に、「新しい人間関係を築くための扉」でもあるということ。
仕事だけに縛られない、もうひとつの人とのつながりを持つことが、これからの時代を生きる上での大きな財産になるはずです。
🔥 BBQをもっと楽しむための記事

コメント