まずは体験してみよう。いつもの「焼くだけBBQ」から一歩抜け出す方法

日本のバーベキューメニューといえば、だいたいこんな感じですよね。

牛肉、豚肉、ソーセージ、ホタテ、エビ、イカ、とうもろこし、キャベツ、玉ねぎ、焼きそば──。
このラインナップ、驚くほど長い間ほとんど変わっていません。

思い返せば30年前、外食産業が今のように多様化していなかった頃から、
この“定番メニュー”はずっと日本中のBBQ場で繰り返されてきました。
ハンバーグ定食やカツカレーに心躍らせていたあの時代から、
食文化全体は大きく進化しているのに、なぜかバーベキューだけは昔のままなんです。

目次

バーベキュー=屋外焼肉、という固定観念

多くの人にとってBBQとは「屋外で焼肉を食べるイベント」。
実際、スーパーでまとめ買いした肉を焼いて、最後に焼きそばで締める──
それが“バーベキュー”だと思っている人が圧倒的に多いのが現状です。

でも本来のバーベキューは、もっと“体験”に近いもの。
料理を通して会話が生まれ、火を囲むことで関係が深まり、
普段とは違う時間を味わうための文化なんです。

まずは「体験すること」から始めよう

いきなり道具を揃えたり、凝ったレシピに挑戦する必要はありません。
まずは気軽に、手ぶらで行けるバーベキュー場を予約してみる。
最近は食材付きセットを用意している施設も多く、
初心者でも安心して体験できます。

ただし、ここで一つだけ意識してほしいのが、
「そのままでは何も変わらない」ということ。
せっかくBBQに行くなら、ほんの少し“自分の工夫”を取り入れてみましょう。

一味違うBBQに変える「3つのプラスワン」

① 前菜を用意する

バーベキューの準備を始める前に、軽くつまめる前菜をひと品。
火起こし中に食べられるだけで、場の空気が和らぎます。

たとえばリッツにクリームチーズと生ハムをのせ、パセリを添えるだけ。
材料はコンビニでも揃いますが、見た目がきれいで「おっ」と思わせられます。
前菜があるだけで、BBQが“食事会”に格上げされる感覚になります。

② メインに“特別な一皿”を加える

バーベキュー場のセット肉だけでは、正直どれも似たような味になりがちです。
そんなときにおすすめなのが、ショートリブ(牛バラ骨付き肉)

特別な調理スキルは不要で、ただ切らずに焼くだけ。
厚みと骨付きの見た目がインパクトを与え、香ばしい脂の香りが立ち上がる瞬間、
参加者全員のテンションが上がります。
これだけで「今日のBBQはちょっと違うな」と感じてもらえるはずです。

③ デザートで締める

BBQの最後にデザートを出す人は、実は少ない。
でも、食後に甘いひと口があるだけで満足度が一気に上がります。

おすすめはスモア

マシュマロを串に刺して炭火で軽く焼き、
板チョコとリッツで挟むだけのシンプルなデザートです。
焼き加減を楽しめるので、ゲストにも“体験”を共有できます。

道具を揃えなくても始められるのがBBQの魅力

ここまでの3ステップなら、特別な道具も調味料も必要ありません。
BBQ場のレンタル設備で十分対応できます。
一度やってみて「楽しい!」と思えば、次に道具を買えばいい。
逆に「やっぱり向いてない」と感じたら、そこでやめてもいい。
それくらいの軽やかさで始められるのが、本来のBBQです。

まとめ|“焼くだけ”から“演出するBBQ”へ

BBQの目的は「食べること」だけではありません。
人と時間を共有し、空間を楽しむこと。
だからこそ、ほんの少しの工夫が大きな違いを生みます。

30年前と同じメニューでも、楽しみ方を変えればBBQはまったく別物になります。
道具がなくても、特別なスキルがなくても大丈夫。
まずは“体験”からはじめて、自分らしいBBQスタイルを見つけていきましょう。

次回の記事では、初心者でも挑戦できる「BBQ入門3品メニュー」を紹介します。

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